「極点」ってなんと読む?「きわめてん」ではありませんよ!
明日・7月10日は『ウルトラマンの日』です。
説明するまでもない、特殊撮影もののヒーロー『ウルトラマン』が、テレビに初登場したのが、1966(昭和41)年のこの日だそう。その後、半世紀以上も生き続け、人気を博す大スター、大人気コンテンツに成長したわけです。
「ウルトラ」とはもちろん、英語の「ultra=極端な、極度の」から来ておりますので、本日は「極」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「極点」ってなんと読む?
「極点」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「物事が到達できる最終的な点。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「こんなに良いことが重なるなんて、今は私の人生の、幸せの極点かもしれないわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 極点(きょくてん)です。
「極」という字、「ultra」の和訳となる「極端な(きょくたんな)」「極度の(きょくどの)」でも「極(きょく)」と読みますが、「極点(きょくてん)」でも同じです。
「極点(きょくてん)」は、「物事の到達できる最終的な点。」という意味のほか、「南極点または北極点。」という意味でも使用されます。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「極暑」ってなんと読む?
「極暑」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「きわめて暑いこと。夏の暑さの盛り。」という意味の言葉です。
<使用例>
「今年の6月は、すでに極暑のような気温が続きましたよね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 極暑(ごくしょ)です。
「極」という字、熟語によって「きょく」「ごく」の読み方の使い分けが難しい漢字です。
これからの季節、暑中見舞いや、ちょっとしたごあいさつ文に登場しそうな「極暑」は、「極暑(ごくしょ)」と読みます。
「きょくしょ」と言うと、「極所=行きつくところ。」または「局所=からだの一部分。また、陰部。」など、まったく違う言葉になってしまいますので、誤読にはくれぐれもご注意ください。
暑さの極限状態を表現する熟語は「極暑(ごくしょ)」です。
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本日は、7月10日『ウルトラマンの日』にちなんで、「極」という字の入った日本語から、
・極点(きょくてん)
・極暑(ごくしょ)
など、うっかり読み方をまちがえやすい言葉について、改めておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
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- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/株式会社円谷プロダクションウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱